「NFTやるにはメタマスクが必要」って言われるんだけど、メタマスクってなに?
本記事ではこのようなお悩みを解決します
※青字をクリックすると読みたい項目へ移動できます
メタマスクはNFTを扱う人には必須級のものです
もしあなたがNFTアートなどを売買する予定があるなら、この機会にぜひメタマスクを開設してみてください
開設手順は1つひとつ画像付きで解説しています
メタマスク(MetaMask)って何?
利用者数 | 3,000万人以上 |
運営開始 | 2016年9月 |
対応ブラウザ | Google Chrome・Firefox・Brave・Microsoft Edge・Opera |
スマホアプリ | iPhone・Android両方あり |
運営会社 | ConsenSys |
MetaMask(メタマスク)はイーサリアム系の暗号資産(仮想通貨)ウォレットです
その名の通りイーサリアムを入れるお財布となります
ブラウザ版とアプリ版があり、登録すればいつでもどこでも暗号資産(仮想通貨)のやり取りをすることが可能です
ウォレットには様々な種類がありますが、最初はNFTゲームなどと連携できる「メタマスク」の使用をおすすめします
一番ポピュラーで使ってる人が多いから、困ったときに検索すると対応策がたくさん出てくるんです
メタマスクのアプリはスマホ(iOSとAndroid)で使用可能
メタマスクはiPhone(iPad)端末でもAndroid端末でも使用可能です
スマホやタブレットにアプリをインストールしておけば、作品をその媒体からそのまま出品することもできます
私自身iPadで絵を描いているのですが、iPadにメタマスクのアプリをダウンロードしていてパソコンを通さず出品しています
具体的な方法はiPadやスマホなどのモバイル端末でNFTアートを出品する方法にてまとめているので興味のある方はぜひご覧ください
【危険性】メタマスクって安全に使えるの?
メタマスク自体はパスワードが破られない限り安全に使用できます
しかしオンラインで暗号資産(仮想通貨)を保管している以上、ハッキングのリスクは避けられません
SNS上に詐欺師も多く、あの手この手で秘密鍵やシードフレーズを聞き出そうとしてきます
秘密鍵やシードフレーズを他人に公開したりしなければある程度安全に使えるってことだよね
ハッキングに関してはどうしようもないけど、秘密鍵やシードフレーズは自力で守れるからね!防御力高めてこ!
メタマスク(MetaMask)の個人的評価
- 操作が簡単で初心者でも使いやすい
- 無料で使える
- 複数のアカウントを作ることができる
- ガス代を自由に設定することが可能
- 利用者数が多いのでトラブルが解決しやすい
- 多数のNFTマーケットプレイスやサービスに対応
- メタマスク上で直接暗号資産(仮想通貨)を購入できる
- ハッキングのリスクがある
- 対応ブラウザが少ない
- イーサリアム系以外では使いにくい
- 詐欺が横行している
- メタマスク上での決済に制約が多い
私が感じたメタマスクのメリット
操作が簡単で初心者でも使いやすい
メタマスクは初心者でも簡単に使えるよう設計されています
日本語にも対応しているので非常にハードルが低いです
パソコンだけでなくスマホやタブレットからでも利用できるので、基本的にどのような人でも利用することができます
暗号資産(仮想通貨)のことがまったくわかってない私でも先人のレポートを見ながらあっさり開設できました!
無料で使える
メタマスクを使うのに費用はかかりません
すべて無料で利用することができます
登録費も維持費もいらないから気軽に作れるの助かる!
複数のアカウントを作ることができる
メタマスクでは「1人につき1アカウント」のような規約がありません
複数のアカウントを作り管理することができます
複数アカウントが作れると何が良いの?
最大のメリットはハッキング対策ができること! 最低でも「購入用」のウォレットと「保管用」のウォレットは分けておいた方がいいよ
ウォレット1つですべてを管理していると、ハッキングされたときに中に入っているお金やNFTがすべて盗まれてしまいます
そのリスクを避けるため、必要最低限の資金を入れ外部に接続する購入用のウォレットとお迎えした作品を保存し外部とは一切接続しない保存用ウォレット、この2つは作っておいてください
購入用のウォレットから保存用のウォレットに作品を移動する際、どうしてもガス代(手数料)はかかってしまうのですが全部盗まれるよりはマシです
詳しくは複数アカウントを作る方法で解説しています
ガス代を自由に設定することが可能
ガス代というのは手数料のことです
NFTを発行したり暗号資産(仮想通貨)の入出金をする際に必要となります
メタマスクではこのガス代を低速・中速・高速のどれかから選びます
- 低速…ガス代安い・処理速度が遅い
- 中速…ガス代普通・処理速度も普通
- 高速…ガス代高い・処理速度が早い
どういう風に使い分ければいいの?
取引が混雑してなくて急いでないなら低速でいいと思う。例えば「超人気のNFTを買いたい!」みたいなときは取引が殺到するから、どうしてもそのNFTが欲しい場合は高速で処理してもらうかな
向こうも商売なので、手数料を多く払えば払うほど優先してくれます
「どうしてもハズせない」という取引がある場合は、思い切って手数料をたくさん支払いましょう
利用者数が多いのでトラブルが解決しやすい
メタマスクは全世界で3,000万人以上が利用しています
そのため、何か困ったことやトラブルがあったとき検索すれば解決策が出てきやすいです
3,000万人以上の先人たちの知恵…心強い!
マイナーなウォレットだとなかなか情報にたどりつけないし、たどりつけたとしても全文英語だったりするからね
多数のNFTマーケットプレイスやサービスに対応
メタマスクに連携することでさまざまなNFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームが利用できます
その代表格が「OpenSea」です
イーサリアムを基盤としたNFTアートやNFTゲームでは、多くがメタマスクでの接続を前提としています
メタマスクを開設していないと利用できないサービスも多いんだね
メタマスク上で直接暗号資産(仮想通貨)を購入できる
以前は取引所で暗号資産(仮想通貨)を購入しメタマスクに送金するしかありませんでしたが、2023年4月のアップデートによりメタマスク上で直接暗号資産(仮想通貨)を買うことが可能になりました
- クレジットカード
- PayPal
- 銀行振込
- デビットカード
これにより暗号資産(仮想通貨)取引所からの送金ミスがなくなるというのは大きな前進といえます
送金のたびに入力ミスしてないかいつもドキドキしてたんだ…この不安から解放される!
私が感じたメタマスクのデメリット
ハッキングのリスクがある
オンラインでの管理になるのでどうしてもハッキングのリスクはあります
2020年には実際にハッキングを受け8億円相当の暗号資産(仮想通貨)が盗まれました
メタマスクを他サービスと連携させる際は、本当に信用できるサービスなのかどうか確認しましょう
パスワードや秘密鍵、シードフレーズは相手が誰であれ絶対に教えてはいけません
オフラインで資産を管理することも有効!
ウォレット代として値は張ってしまいますが、インターネットと完全に切り離されているのでその分確実に資産を守ることができます
中でもLedger社はウォレット会社として有名な老舗で、悪質なプログラムが仕込まれている可能性などもありません
最大100種類のコインを管理でき、スマホとの連携もできるので利便性が高いです
対応ブラウザが少ない
メタマスクは限られたブラウザでしか使用できません
- Google Chrome
- Firefox
- Brave
- Microsoft Edge
- Opera
とはいえほとんどの方がこの5つの中のどれかを使っていると思うのであまり問題はないかと
ちなみに私は「Brave」を使っています
使っているだけで勝手に暗号資産(仮想通貨)「BAT」が貯まっていくのでお小遣い稼ぎにおすすめです
詳しいことはネットサーフィンするだけで暗号資産(仮想通貨)が稼げるブラウザ「Brave」にてまとめているのでこちらも興味があればぜひご覧ください
ちなみにBraveでBATを貯める場合ビットフライヤーの口座が必須となります
Braveの導入を考えている方はビットフライヤーの口座開設を早めにしておきましょう
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※招待コード入力済み
イーサリアム系以外では使いにくい
メタマスクが対応しているのは主にイーサリアム系のブロックチェーンのみで、それ以外には対応していません
暗号資産(仮想通貨)の中で最も知名度のある「ビットコイン(BTC)」には対応していないため、別のウォレットや暗号資産(仮想通貨)取引所で管理する必要があります
NFTゲームでよく使うSolana(ソラナ)チェーンにも対応してないのかー
全部メタマスクで管理できたら楽なんだけどねー
詐欺が横行している
メリットにて「3,000万人以上が利用しているためトラブルが解決しやすい」ことを挙げましたが、反面デメリットもあります
それはとにかく詐欺が多いということです
市場規模の大きさに比例し「メタマスクの中身を盗んでやろう」という詐欺師が後を絶ちません
ツイッターでメタマスクの質問したら、英語だったり変な日本語のリプがたくさんくるんだけどアレ何?
ぜーんぶ詐欺!何かしらのリンクを踏ませるよう誘導しているものはぜーーーーーんぶ詐欺!最近は日本語も流暢になってきているから気を付けてね!
「メタマスク」という文字を入れただけで「お困りですか!?」「解決策はここ!」といったような有象無象のリプがわんさか湧いてきます
これらはすべて秘密鍵を盗み出そうとしている詐欺師です
記載されているリンクには絶対にアクセスしないようにしてください
メタマスク上での決済に制約が多い
2023年4月のアップデートによりメタマスク上で暗号資産(仮想通貨)が購入できるようになったものの、いくつか問題点があります
- 使えるクレジットカードの種類が極端に少ない
- クレジットカード会社によって暗号資産(仮想通貨)購入に関する規約が曖昧
- 手数料が高い
- 出金はできないので暗号資産(仮想通貨)取引所への送金が必要
クレカでの決済は現時点で手数料約6%。少額ならありだけど高額になればなるほどキツイなぁ…
手数料のことを第一に考えるとやっぱり取引所から送金するのが一番なんだよね
・手数料が高くても気にしない
・送金ミスが怖い
・急いでいる
・ラクな方が良い
上記のような方はメタマスク上で決済するのがおすすめです
それ以外の方は従来通り暗号資産(仮想通貨)取引所で暗号資産を買いメタマスクへ送金しましょう
ちなみにGMOコインなら購入した暗号資産を無料で送金できるので、資産を減らさずにすみますよ
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メタマスクのウォレットを開設する方法
それではさっそくメタマスクを開設していきましょう
- メタマスクのインストール
- ウォレットの作成
- シークレットリカバリーフレーズの確認
以上の3ステップでメタマスクは開設できます
誰でも簡単にできますが、シークレットリカバリーフレーズを書き留めるため紙とペンを用意しておいてください
メタマスクのインストール
メタマスクの公式サイトにアクセスします
🚨詐欺サイトに注意🚨
現在、メタマスクを装った偽サイトが数多く存在します
偽サイトから偽メタマスクをインストールしてしまうと瞬時にお金が抜き取られて二度と取り戻すことができません
必ず公式サイト【→https://metamask.io/】からメタマスクをインストールしてください
上記の文字列以外はすべて偽物です
右上にある「ダウンロード」をクリック
メタマスクをインストールします
右上に表示されているメールアドレスがインストールしたいアドレスであるかを確認し、「Choromeに追加」をクリックします
「拡張機能の追加」をクリック
これでメタマスクのインストールは終了です
画面右上のパズルマークを押して「MataMask」が表示されていればちゃんと完了しています
ついでにピン止めもしておきましょう
ピン止めしておくとすぐメタマスクにアクセスできるようになります
ウォレットの作成
続いてウォレットの作成に入ります
まずは「開始」をクリックしてください
ウォレットの作成をクリック
品質向上のための同意を求められますが、どちらを選択しても大丈夫です
パスワードを入力し、作成します
ログインのたびに必要になるのできちんとメモしておきましょう
おつかれさまでした
次は「シークレットリカバリーフレーズ」の確認です
シークレットリカバリーフレーズの確認
シークレットリカバリーフレーズについての説明動画です
飛ばしてもいいですが、初めてメタマスクを起動する人は観ておいて損はありません
動画は一分半ほどで終わります
鍵マークをクリックし、シークレットリカバリーフレーズを確認します
シークレットリカバリーフレーズはメタマスクを復元するとき(スマートフォンの機種変や、違う端末で使いたい時など)に必要となるものです
🚨シークレットリカバリーフレーズは誰にも教えてはいけません🚨
このシークレットリカバリーフレーズは、銀行でいう通帳と印鑑です
これさえあれば誰でも簡単にあなたのお金を盗むことができます
スマートフォンのスクショやweb上のメモだとスマホの紛失や盗難、データの故障などで見られなくなるリスクが高いから基本は紙に書いて保存するのがおすすめだよ!
アナログって最強なんだなぁ
シークレットリカバリーフレーズのメモを書いたら「次へ」をクリックし、12個の単語を順番通りに配置します
間違いがなければ「確認」をクリックしてください
以上でメタマスクの開設は完了です
おつかれさまでした!
メタマスクで複数アカウントを作成する方法
メタマスクの複数アカウント運用はハッキング対策に有効ですが、1つだけ注意点があります
同一メタマスク内で複数ウォレットを作るのはNG
同じメタマスク内で複数のウォレットを作っても、シークレットリカバリーフレーズが同じなので意味がありません
どれか1つのアカウントがハッキングされたら他のアカウントもハッキングされます
それぞれを必ず独立したアカウントで作りましょう
複数アカウントの作成はPCでの作業が必須です
スマホではプロファイルの追加&設定が行えないため、PCブラウザから操作します
本記事ではGooglechromeとBraveでの設定方法を解説していきますね
STEP1.プロファイルの追加&設定
右上のアイコン→「追加」をクリックします
「アカウントなしで続行」をクリック
任意の名前を入力し、色を選択
入力し終わったら「完了」をクリックしてください
右上のアイコンをクリックして、作成したプロフィールになっていることを確認しましょう
STEP2.メタマスクをインストール
作成したプロファイルからメタマスクをインストールします
メタマスクのウォレットを開設する方法で手順通りに進めてください
暗号資産(仮想通貨)取引所からメタマスク(MetaMask)へイーサリアムを送金する方法
メタマスクの開設が終わったらさっそく暗号資産(仮想通貨)取引所からイーサリアムを送金してみましょう
GMOコイン、ビットフライヤー、コインチェックに関してはそれぞれの取引所からメタマスクへ送金する手順を画像付きで解説しています
ぜひ記事を見ながら送金してみてください
メタマスク(MetaMask)から暗号資産(仮想通貨)取引所へ出金する方法
メタマスクから各暗号資産(仮想通貨)取引所へ出金する手順も解説しています
メタマスクから出金したいときは参考にしてみてください
ほかの取引所でも
- ネットワークアドレスの確認
- ウォレットアドレスのコピペ
- 送金
という手順は変わりません
メタマスク(MataMask)の評判・口コミをまとめてみた
レビュー欄からメタマスク(MetaMask)の評判をまとめてみました
App Storeの評価とレビューでは平均4.6点(5点満点)となっており、かなり評判はいいです
「暗号資産(仮想通貨)を勝手に送金されてた」「全額抜き取られた」みたいなレビューがチラホラあって怖いんだけど
それはメタマスク側でどうこうしている話ではなくて、その人が気づいてないうちにハッキング被害を受けてるんだと思うよ
ユーザーが偽メタマスクや偽ミントサイトのリンクを踏んでしまうことをメタマスク側ではどうにもできません
暗号資産(仮想通貨)の法整備も追いついていない中、自分の資産は自分で守るしかないのです
メタマスクの資産を狙う詐欺師から身を守る方法
詐欺師もプロなので、資産を盗むためにはあらゆる手を使ってきます
- X(旧Twitter)のリプ
- X(旧Twitter)のDM
- DiscordのDM
- 勝手に送られてくるNFT
- 公共のWi-Fi
うっかりメタマスクを繋ぎそうなものばかりだ…
実際偽サイトは驚くほど本物そっくりに作られているよ。安易にURLへ飛ばず、じっくり考えて自衛力をあげていこう
上記のような接触に気を付ければ、それだけでかなり被害は防げます
不用意にリンクを踏んだり、安易にシークレットフレーズを入力することだけは絶対に避けましょう
- X(旧Twitter)のリプ欄&DMの閉鎖
- 送られてくるリプやDMは全スルー
- 身に覚えのないNFTには触れない
- フリーWi-Fiには繋がないようにする
メタマスク自体は安全に使えるので、詐欺師をスルーしながらうまく活用していきたいですね
メタマスク(MetaMask)に関してよくある質問
メタマスク(MetaMask)に関してよくあるQ&Aをまとめました
- 騙されてシークレットリカバリーフレーズを教えてしまった。その場合ログインパスワードを変更すれば大丈夫?
-
ログインパスワードは関係ありません。メタマスクのシークレットリカバリーフレーズはアカウントの心臓部分にあたるものなので、流出したらすぐに別ウォレットを作り対処してください
- 違うアドレスをコピペしてメタマスクから送金してしまった。メタマスクではサクセスになっている。返金は難しい?
-
難しいです。基本的に返金はありません。送金先に連絡し仮に返金に応じてもらえたとしたらそれは神対応でウルトララッキーだと思ってください
- 機種変したのでメタマスクを復元したいがシークレットリカバリーフレーズの控えをなくしてしまった
-
シークレットリカバリーフレーズがわからなくても秘密鍵がわかれば復元できます。秘密鍵もわからないとなると復元はできません
まとめ:メタマスク(MetaMask)の特徴・ウォレットを開設する手順
本記事では「メタマスクの特徴・ウォレットを開設する手順」などを解説いたしました
一見難しそうに見えたけど、1つひとつはとても簡単で開設もあっという間だったよ!
NFTを扱うならメタマスクは必須だから早めに開設しておいて損はないよ。イーサリアムを入れてNFTアートを買ったりNFTゲームを楽しんだりしよう!
取引所別NFTアートを販売する5ステップ
今回は以上になります
最後までお読みいただきありがとうございました